問うて云く在家の諸人仏法を護持す可き様如何、
答えて云く涅槃経に云く「若し衆生有つて財物に貪著【とんじゃく】せば我当に財を施し然して後に是の大涅槃経を以て之を勧【すす】め読ましむべし、
乃至・先に愛語を以て其の意に随い然る後に漸く当【まさ】に是の大乗大涅槃経を以て之を勧【すす】めて読ましむべし若し凡庶【ぼんしょ】の者には当に威勢を以て之に逼【せま】りて読ましむべし若し驕慢【きょうまん】の者には我当に其れが為に僕使と作り其の意に随順し其れをして歓喜せしめ然して後に復【また】当に大涅槃を以て之を教導すべし、
若し大乗経を誹謗【ひぼう】する者有らば当に勢力を以て之を摧【くじ】きて伏せしめ既に摧伏【さいふく】し已つて然して後に勧めて大涅槃を読ましむべし、若し大乗経を愛楽する者有らば我躬【みずか】ら当に往いて恭敬し供養し尊重し讃歎すべし」[已上]。
(守護国家論 p.68 後ろから6行目)
引き続き第2弾です。
相手の境涯や生命の傾向性に応じて、具体的方法を変えて自在に導いていく有様が、説かれています。
ここで「涅槃経」とあるのは法華経の流通分としての涅槃経であり、法華経最第一であることは言うまでもありません。
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