2~3日が山です

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「この2~3日が山です」とは、私の病が悪化した時に家族が呼ばれて、医師から告げられた言葉です。もうかれこれ30年前のことですが、病克服の体験としてこれを外すことはできないとの思いが強いです。本ブログにリンクしている闘病体験に、後日この記事を挿入する予定です。

まだ20歳代半ばの頃、希望通りの会社に就職したのもつかの間、同僚からいじめを受け、精神科の治療を受けることになりました。休日に同僚を訪問し折伏して周ったことが批判を受け、職場で陰湿ないじめを受けたのです。ちょうど同じ頃、学生時代の同級生に折伏が決まり、だからこそ起きた障魔であり、転重軽受のチャンスだと、信心だけは退きませんでした。ここにもう使命はないと会社を辞め、郷里にUターンしました。

郷里に戻って間もなく初めて入院したのですが、順調に良くなり3カ月ほどで退院しました。ところが退院後しばらくして症状が悪化し、歩くこともままならず、食べ物も水さえ吐いてしまい、何も受けつけなくなってしまったのです。意識も朦朧【もうろう】とし自分が自分でないような酷い状態でした。急きょ再入院となり、医師に家族が言われた言葉が「2~3日が山です。医師生活30年間で同じ症状になった人が2人いましたが、2人とも死んでいます」だったのです。

これはただ事ではないと思った母が婦人部幹部の方に指導を受けると、「(息子のために)3時間題目をあげました」という母に幹部さんは、「3時間位なら誰でもあげるのよ。息子が死の淵をさまよっている時なのだから、喉から血が出るほどあげるのよ。今こそ歴史をつくる時です」と指導されたそうです。こうして母の10時間題目と地域の同志の祈りに守られて、一命を取り留めることができたのです。

後で聞いた所によれば「悪性症候群」という薬の重篤な副作用だったそうです。適切な医療処置を受けなければ、数十時間で死に至るそうです。精神疾患は人口約100人当たり1人と言われますが、この悪化は何万人に1人がなるような稀なことだったようです。

振り返ってみれば、辞める辞めないと迷っていた高専を卒業できたのも、創価の御本尊の力であり、願った通りの就職ができたのも、そして今度は死の淵をさまよった病からの生還も、すべて御本尊のお力によるものでした。仕事・希望・お金・目標等あらゆるものを失い、最後は命さえも断とうとした障魔の動きを、死の一歩手前で押し返し打ち破ることができたのは、正に創価の信心の力だったのです。

この世で最も尊い折伏をしたのに、なぜ病で苦しまなければならないのか、と当時はずいぶん悩みもしましたが、今振り返れば、この試練によって我が生命が鍛えに鍛えられたと思います。この時の経験を思い返せば、多少のことでは微動だにしない、強い自分が築かれました。池田先生は次のようにご指導されています。

「広宣流布のために苦しんだことは、全部、仏になるための仏道修行である。何千万倍もの喜びとなり、楽しみとなって返ってくる。これが因果の理法である」

「心にロマンを抱き、理想を持って進めば、広布の戦いは、もっと楽しくなる。足取りも軽く、拡大の戦いもさらに進むだろう。小さな心で、臆病になって、世間を気にしてばかりいる。それは真実の仏法者の生き方ではない」
(飛翔の原点 記念撮影会から 大白蓮華2015-9月号)

こうしたかけがえのない心の財を与えてくれた創価学会と三代の会長に、深く感謝申し上げ、報恩の戦いをしていきます。

(平成28.10.16加筆修正しました)

 

 

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