配達の最終日

この記事は約3分で読めます。

 

5月31日をもって、自身の7年11カ月にわたった、聖教新聞の配達が終了しました。北海道では、北海道新聞に業務委託されるためです。大きな事故無くやり通せたことで、ほっとしたのが半分、もう配達が無いと思うと寂しさが半分です。

 

雨の日も風の日も雪の中も、全国の無冠の配達員の方たちによって、購読者の元へ届けられてきました。その営みは、創刊以来72年にわたります。その一員として約8年間、配達を担うことができたことに、満足と充実感と誇りを感じています。購読者の皆さま、池田先生、学会員の皆さま、誠にありがとうございました。

 

今後まずは、多少の疲労もあると思うので上手に英気を養います。その上で、毎日の配達が無くなったぶん、適宜、運動を心がけて健康を維持していきます。また、配達で経験し学んだことを、これからの人生に活動に活かしていきます。そして、これまで通り無冠の友による配達が継続される県の方々、内外を問わずに聖教を配達してくださる全ての方々に、無事故と応援の題目をおくり続けてまいります。それでは、今回も先生の指導を学びましょう。

 

 

●広宣流布は立正安国の言論戦 2004年12月第44回本部幹部会から

 先ほど話があったと思うけれども、広布の陰の功労者の方々に私からも心から御礼を申し上げたい。なかんずく第1番目は、無名の配達員の皆さん方に最大にお礼と賞讃をしたい。一番、広宣流布のために戦っている人たちです。何千人、何万人、折伏をしたと同じ功徳です。この人たちは朝早くから、寒い日も雨の日も雪の日も、毎日毎日、広宣流布のために頑張っている。尊【たっと】いです。

 

私も新聞配達をしました。だから苦労がよく分かる。ともかく、広宣流布に頑張ってくださっている。推進をしてくださっている。私たちは、心から感謝していかねばならない。「どうか、配達員の皆さん方は、お体を大切に」と、こう言おうね。(会場から「はい!」の声が)

 

それから、もう一つは、尊き個人会場を提供してくださっているご家庭に対しても、「いつもいつも、本当にお世話になります」、このようにお願いします。個人会場を提供しておられる方はおりますか? (複数の手が上がる)

 

ありがとう。みんなが掃除して差し上げてね、「ありがとうございます」と。そういう小さいところに仏法はあるんです。でっかいところに、仏法があるんじゃない。「心こそ大切なれ」と仰っているんですから、大聖人は。これが結論だから。このご家庭、子々孫々、末代まで繁栄していく家です、実は。その功徳を受けている。その誉れを、忘れないでいただきたい。

 

戸田先生の言葉で、一番大変な時に先生の遺言です、全部。「私の弟子であるならば、広宣流布のために」――いいですか? 広宣流布のために。「創価学会のために、最後の最後まで戦い続けよ」

 

最後の遺言なんです。「悪に対する反撃の根性のない奴は俺から去れ。中傷批判は妬(ねた)みと偏見と嘘八百の策略であることは、天を見るよりも明らかではないか」――喝破する。「決して魔に崩されてはならない。厳然と、わが学会に一人たりとも魔物を寄せ付けるな」と。

 

 

 


コメント

  1. 虎キチ より:

    レオさん ご無沙汰しております。
    私もまだ聖教新聞を購読していますよ。

    新聞の配達お疲れ様でした。
    「満足と充実感と誇りを感じ」られて素晴らしいですね。
    本当に頭がさがります。

    うちの方では数年前から読売新聞の人が配達してくれています。

    ところで今日の新聞(2023.6.3)の「はなさん」はおもしろかったですね。
    私は葉庭君の意見に賛同します。

    創価大学校内には創価学会の宗教施設はないのにイスラムの礼拝所はあるそうですね。
    多様性を尊重する創価学会はすごいと思います。

    • Leo2014 より:

      虎キチさんお久しぶりです。聖教新聞を長期購読頂き、しかも熟読してくださって誠にありがとうございます。

      実は8年近くもやると、渋々配達していた時期もありました。やっと腹が決まったのか、ここ何年かは文句を言ったりは皆無になりました。つくづく、無事故で最後までやり切れて本当によかったです。

      はなさんの葉庭君には確かに賛同しますが、一人ひとりの考えにも一理あって分かるよっていう感じですね。孫がいてもよい年代の人間が、言ってる場合でないかもしれませんが。この年だと孫どころか、ひ孫がいる人もあり得そうですね。

      アメリカ創価大学構内にイスラムの礼拝可能な場所があることは、自分も聞きました。この目では確かめていないですが。学校法人と宗教法人とは、目的が異なりますからね。しかも授業中でなく私的な時間のことですから、よいのではないでしょうか。

  2. 田中豊 より:

    こんばんは。
    突然のコメントすみません。
    私は、静岡の学会員(壮年部)です。
    私も、新聞配達(正配)をさせていただいております。
    しかし、家庭の事情により近々配達ができない状況になりました。地区部長には相談しましたが真剣に聞いてくれません。しかしながら今年の秋くらいのは静岡を離れなくてはならないので、8月末で新聞配達を辞めます。
    地区のなかでぎくしゃくしています。何か良いアドバイスがあったら教えてください。

    • Leo2014 より:

      田中豊さんはじめまして。毎日の配達ご苦労様です。正配をされているのですね。一日一日が本当に戦いだと思います。

      配達を辞めることについては、他にできる人が見つからない場合、地区内だけで解決するのは大変だと思います。自分も本部幹部でもないのに(地区幹部に過ぎないのに)、支部をも越えて他の地区の正配として、長年やっていました。

      例えば、ゾーン幹部や本部長にも相談して、代わりの候補者を探してもらうと、よいと思います。販売店主にも一度相談することも必要かもしれません。

      県内から出ること、配達できなくなることは確定なのでしょうから、早く手を打たないと間に合わなくなり、かえって後々、混乱を招くことになりかねません。

      本来、配達員が後任者のことまで心配する必要はないと思います。早く解決するといいですね。

      追伸 あと大事なことを書き忘れておりました。題目の祈りに入れて、しっかり祈ることが、やはり最も近道です。

  3. 福島の壮年 より:

    聖教新聞配達員の任務を全うされたとのこと、まことにお疲れさまでした。
    こちら福島の地では、現在、福島民報新聞(毎日系)の販売店が配達代行を行なってくれています。
    聖教の配達を長年されてこられた壮年部の方が、習慣化された配達を止めたくないと言っていたら、なんと、地域の福島民報新聞販売店が「だったら、うちに所属して配達を続けませんか」と言ってくれて、民報(毎日とスポーツ紙も一緒かな)と聖教の配達を続けておられます。
    ビックリのエピソードでした。

    • Leo2014 より:

      福島の壮年さん、労いの言葉ありがとうございます。業務委託がいろいろな所で行なわれているのですね。聖教新聞を、一般紙の販売店が進んで配達してくださるとは、すごい時代になったものですね。その年輩の壮年の方が招かれて配達を継続されているというのも、その方にとっては、有り難い申し出だったのでしょうね。

      少し誤解があったようなのですが、配達を長年継続するために創意工夫してきた努力が、間接的にも何らかの形で、他の仕事や本業にも必ずや活かせるはずだし、進んで活かしていきたい、という主旨でした。

      自分としてはもう配達は「卒業」というのが正直なところです。配達はとくに毎日となると意外と大変です。自分の場合、準備や終了後の仮眠など、前後にかなりの時間を費やしましたし。副業としては間接的な拘束時間が長過ぎます。配達といえば実は、若い時にアルバイトで、北海道新聞の朝刊配達数年や、郵便局の特殊郵便配達(ゆうぱっく、速達、外国郵便等。7町内ていどを1人で担当)や、クロネコヤマトも、携わりました。

      職業の経歴を書くとこの他にも多くの仕事を経験していますので、いちど本ブログに一記事として書いてもよいかもしれません。それはともかく、いろいろとお気遣いありがとうございます。

  4. ラン より:

    レオさん、7年11ヵ月という長期にわたっての聖教配達、お疲れ様でした✨広大な土地での配達は何かとご苦労も多かったと思います。

    我が地域も一般紙への業務委託となり、私もあと1年で卒業となります。配達でたくさん功徳をいただいたのでちよっと寂しい気がしますが、レオさんがおっしゃるように、一般紙の販売店が進んで配達を引き受けてくれるなんて、凄い時代がきたと喜ばなくてはなりませんね。

    • Leo2014 より:

      ランさん聖教配達誠にご苦労様でございます。自分の配達した地域は普通の住宅街でした。やはり冬の凍結と降雪、強風が特に大変でした。配る時間帯だけでも悪天候にならないよう、毎日祈りに入れていました。

      近くで大地震が起き、地区の安否確認もできずに、配達した時を覚えています。その後の発電所の停止でブラックアウトも、冬期のホワイトアウトもありました。

      そちらも残り1年ですか。考えようによっては、長年にわたって築き受け継がれてきた無冠の友の、歴史の最後の1ページを担えたことは、お互いにかけがえのない体験となりましたね。例え配達が終了しても、新たな広布の使命の道が開かれると確信したいですね。

      一日一日、無事故・健康で最後まで完走していってください。見事なる人間革命の勝利のドラマを、お互い綴っていきましょう。ありがとうございます。