悪は滅び、正義が必ず勝利する! -指導集(29)

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第25回本部幹部会 (1998年8月)より抜粋(池田大作全集89巻より)

 

妙法の因果は厳正

御書を拝したい。有名な御聖訓(「種種御振舞御書」)にいわく。「日蓮によ(依)りて日本国の有無はあるべし、譬へば宅に柱なければ・たもたず人に魂なければ死人なり、日蓮は日本の人の魂なり」 ――日蓮によって、日本の国の存亡は決まる。たとえば、家は柱がなければ保てない。人は魂がなければ死人である。日蓮は、日本の人の魂である――。

 

この御言葉を拝して、戸田先生は断言された。「いま日本の国に創価学会が本尊流布を行っておりますが、この創価学会を倒したならば、日本のほんとうの繁栄はないのです。創価学会こそ日本の柱であり、眼目です」(昭和32年〈1957年〉2月、『戸田城聖全集』第7巻)

 

今、現実の姿のうえで、日本の国の存亡は創価学会によって決まると言って、決して過言ではない。「日本の柱」である日蓮大聖人を倒さんとし、「日本の魂」である大聖人を亡き者にしようとした権力者。その張本人が、平左衛門尉である。この極悪の権力者の末路はどうであったか? これまでも何回もスピーチしてきたが、日本の現状と将来を厳しく見ていくうえで、もう一度、確認しておきたい。

 

平左衛門尉頼綱といえば、軍事、警察、政務の絶大な権限を一手に集めていた。実質的に幕府を動かし、恐怖政治をしいた強大な権力者であった。しかし、その最後は、あまりにもあっけなく滅び去った。熱原の法難から十四年後の永仁元年(1293年)4月。平左衛門尉は、なんと自分の長男・宗綱(むねつな)によって、「幕府反逆の陰謀」を密告された。長男が親を密告した裏には、醜い権力闘争があったようだ。

 

平左衛門尉の屋敷は、幕府の軍勢に囲まれ、全滅した。それは、あの熱原の三烈士を拷問し、処刑した同じ屋敷であった。平左衛門尉は、もがき苦しみながら、ついに、次男・資宗(すけむね)とともに、哀れな姿で死んでいったのである。この次男は、熱原の農民に対して、矢を放って脅し、いじめ抜いた人間である。彼の最後は地獄の苦しみであった。また、権力に群がって栄華を誇った一族郎党も、同時に滅び去った。さらには、父を密告した長男も、佐渡に流罪になった。その後、子孫は、跡形もなく滅んだのである。生命の因果律は厳しい。

 

日興上人は、平左衛門尉の一族の滅亡について、「これ(是)ただ(但)事にあらず、法華の現罰を蒙れり」(富要9巻)と、仏法の峻厳さを記されている。大聖人の御入滅から12年目の出来事であった。”第二代”の日興上人は、御年四十八歳(数え年)。”第三代”の日目上人は、御年三十四歳(同)。この仏敵の打倒こそ、二代と三代が「不二の弟子」として、執念の大闘争を貫き通された「厳粛なる結実」であったにちがいない。

 

「悪」は必ず裁かれる、滅びる

平左衛門尉の滅亡について、日寛上人は、「撰時抄」の「文段」で、こう明記されている。「遠くの原因は、日蓮大聖人を打った大罪によるのであり、近くの原因は、熱原法難の際に、三烈士を殺害したことによる」(現代語訳、以下、同じ)と。法華経を行ずる師弟を弾圧した報いが、どれほど厳しいか。日寛上人は「還著於本人」――「還って、本人に著(つ)きなん」の原理の通り、「法華経の行者を迫害した大悪の報いは、自分自身に必ず戻ってくる」ことを、明快に、一つ一つ論じられている。

 

すなわち、「平左衛門尉が首を刎ねられたのは、日蓮大聖人の御顔を打ったからである」と。また、「平左衛門尉の最愛の次男(安房守(あわのかみ))が首を刎ねられたのは、(安房国の)日蓮大聖人の御首を刎ねようとしたからである」と。そして、「長男が佐渡に流されたのは、日蓮大聖人を佐渡に流したからである」と。日寛上人は結論として、「仏罰の因果の予言は、すでに、ぴたりと符合している。(法華経の行者を迫害した)大罪の報いを免れることはできないのである」と記されている。
(続く)


コメント

  1. kaiser より:

    Leo2014さん、こんにちは。

    12/16に腹痛と背中痛に見舞われて、緊急入院しました。
    深夜外来にちょうど内科の先生がいて、検査したところ胆嚢に石ができ胆汁を通る管が詰まってしまったのです。
    翌12/17に緊急手術して胆嚢を切除しました。
    手術中に突然の喘息発作で死にそうになりましたが、なんとか手術は成功しました。

    その後は順調に進み12/18に退院しました。

    手術後のベットで安静にしている時に、唱題していたら、自分は守られていると思いました。
    そして、体が弱いと言われていた池田先生が病気にならずに今もお元気なのを思い、この仏法の素晴らしさを感じました。

    まだまだ術後の傷が痛いけど、少し休みます。

    新聞配達は地区の皆様が分担してくれるので、とても感謝です。

    地区の未活動家を座談会に連れ出したり、未来部を激励しまくってたりしていたので、魔が出てきたのだと思います。

    魔に負けず宿命転換を果たしていきます。