衆院選を振り返る

この記事は約4分で読めます。

衆院選が終わり、8議席を失い、改選前議席数32議席から24議席となりました。そもそも自民党から発した問題でしたが、連立を組む公明党への影響は大きいものでした。自公政権は過半数割れとなり、石破首相は難しい政権運営を余儀なくされます。何か一つ決めるにも立憲等の意向を聞く必要があり、時間がかかる局面が増えるかもしれません。

 

代表になったばかりの石井代表と、地元・いなつ久、その他各地の候補の、選挙後の会見等を聞くと、胸が詰まされる思いです。過去を振り返ると、リーマンショックに続く自民党不信の影響を受け、2009年太田代表自ら議席を失い、公明党が21議席に減少し、政権交代となったことがあります。その衆院選の結果を受け、57歳の山口代表が誕生したことを思い出します。

 

なぜ、最も実直に真剣に働いてきた公明党議員たちが、落選しなければならないのか。私たち支持者が誠心誠意戦った上でのこの結果には、何か深い意味があるのだと思います。凡夫の眼には見えないが、御本尊にはお見通しの、深い意味があるのだと思います。大事なことは、選挙は不本意な結果でしたが、我々の信心が負けたのでは決してない。

 

不屈の負けじ魂で、反転攻勢の一念を燃え上がらせることです。今回の悔しさが必ず、次の大勝利の因となります。順境もよし、逆境は尚良しです。試練を受けて人間は(信仰者は)鍛えられます。飛躍するためには、かがまねばならないのです。今こそ、今までにも増して、題目を唱え戦うべき時だと思います。

 

「大悪おこれば大善きたる」(新版2145㌻)

「我ならびに我が弟子、諸難ありとも疑う心なくば、自然に仏界にいたるべし」(新版117㌻)

「大難来りなば、強盛の信心いよいよ悦びをなすべし」(新版1720㌻)

 

いずれにしても、公明党は日本と世界の「柱」です。公明党あってこその、日本・世界の平和と安穏があります。私達は単なる選挙屋ではありません。一銭の報酬も無く、手弁当で、ただただ日本の政治をよくするため、民衆の幸福を願い、自己の宿命転換を懸け、支援の行動を続けてきたのです。

 

戦後、お一人で学会の経済を支えていた戸田先生の、事業が行き詰った時です。青年だった池田先生は、自身が肺病に侵され、何カ月もの給料の遅配のなか、冬にコートも無く靴下を繕いながら、嫌いな金融の営業に駆けずり回りました。正に不惜身命で師を支え、第二代会長就任への道を開きました。

 

「まさかが実現」と新聞記事が躍った大阪の戦いでは、短時日に11,111世帯の弘経を成し遂げ、不可能を可能にしました。そのことに危機感を抱いた検察により、無実の罪で不当逮捕されました。2週間後大阪拘置所から出所された先生は大阪大会に臨み師子吼されました。

 

「最後は、信心しきったものが、また、正しい仏法が、
 必ず勝つという信念でやろうではありませんか!」

 

これこそが、関西のそして学会の、「常勝の源流」です。大勝利に沸く喜びの中で、常勝の源流が築かれたのではない。先生を不当逮捕され、「負けたらあかん!」との、大阪中の同志の歯ぎしりするような悔しさから、常勝の因が刻まれたのです。

 

また、良い時も大変な時も、学会と苦楽を共にしていくことが大事です。学会の苦労を知っていこうとする信心の姿勢に、無限の福徳が表れます。今またこの時に、新たなる常勝への潮流を起こしてまいりましょう!

 

まずは上手に休息もとりながら、次の戦いに備えましょう。この度は、大変にお疲れ様でした。

(令和6.10.29 記事タイトルを変更しました)

 

 

7月の広布史|SOKAnet - 創価学会公式
7月17日は「大阪大会記念日」です。1957(昭和32)年のこの日、創価学会にとって重要な節目となった大阪事件を受けて、「大阪大会」が開かれました。大阪事件は、この年の7月3日、学会勢力の台頭を恐れた当時の検察権力が、池田大作先生(当時青年...

 

 

最後は、信心しきったものが、また、正しい仏法が、必ず勝つ!

 

 

 

 

 

 

0Shares

コメント

  1. ラン より:

    レオさん、お疲れ様でした✨
    今回は悔しい思いをしましたが、広宣流布のために戦った功徳は燦然と我が生命にきざまれます。

    私は、何があっても生涯、創価学会についていきます!❢先生がつくられた公明党を支援してきます✨

  2. レオ レオ より:

    ランさん、誠にお疲れ様でした。
    【広宣流布のために戦った功徳は燦然と我が生命にきざまれます】
    本当にその通りです。この度の戦いの急所だと思います。続く決意のお言葉も、自分も、全く同じ思いです。

    ランさんや女性部の方々の、純粋・微動だにしない信心には、いつも学ばせて頂いています。
    今回、悔しい思いもしましたが、また法戦を全力で戦えて、喜びと感謝も感じています。