国主と成つて民衆の歎きを知らざるに依り

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コロンブスの像(絵葉書)

 

私事ですが、ホームページ制作の仕事が納品日間近です。お陰さまで、唱題は毎日2時間半以上を持続し、配達も週6日こなしながら、仕事にも打ち込む充実の日々です。ここでまた御書を拝します。

生を捨てて悪趣(あくしゅ)に堕(お)つるの縁・一に非ず
或は妻子眷属(さいし・けんぞく)の哀憐(あいれん)に依(よ)り
或は殺生悪逆(せっしょう・あくぎゃく)の重業に依り
或は国主と成つて民衆の歎きを知らざるに依り
或は法の邪正を知らざるに依り 或は悪師を信ずるに依る
(守護国家論p.36)

この御文の中で特に、国主すなわち現代的に言えば指導者の立場にありながら、民衆の嘆きを知らない者は、地獄等の悪趣に堕ちると仰せです。民衆の負託を受け、指導者として権限を持つということは、民衆のために働き尽くし抜く、大きな責任を有することに他なりません。

そうでありながら、民衆の苦しみや嘆きを見て見ぬふりをする。いざという時に、手をこまねいて仕事をしない。なかには、自己の保身に汲々として、嘆いている民衆を一層苦しめる、横暴をふるう卑劣な権力者もいます。どこの誰とは言いませんが、世界の政治指導者の顔が何人か浮かびます。

大聖人の御化導は立正安国論に始まり立正安国論に終わると言われます。その安国論の肝心の一つは、「指導者革命」であり、民衆を苦しめる「権力の魔性」との戦いです。創価学会の90年の歩みこそが、その闘争の歴史であり、この先、200年、1000年、万年と戦いは続きます。私たち一人ひとりの人間革命こそが、民衆から発した指導者革命の直道であり、地域を変え日本を変え世界を変えていくのです。

 

絵葉書の宛名面に、先生のサインが

 

補足:2枚の写真は、同居する母が昔、頂いた絵葉書です。今朝、「こういう品が出てきたよ」と言って大事そうに見せてくれたのです。宛名面に池田先生の英字での署名がされ、裏面には米国サンフランシスコに立つ、コロンブスの立像が写っています。

 

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