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読後のちょっとした感想(書庫)

2008年(H.20年)

平成20年12月20日更新

注意: 星印の評価はあくまで私の主観と好みによるものですので、当然ながら誰が読んでも当てはまる事を保証するものではありません。


●『伊達政宗 (一)』/山岡荘八著/光文社時代小説文庫(1月11日読了)
☆☆☆☆ 良い


●『プロ家庭教師の技』/丸山馨著/講談社現代新書(1月18日読了)
☆☆☆ ふつう


●『営業の仕事 が面白いほどわかる本』/鳥居勝幸著/中経出版(1月26日読了)
☆☆☆ ふつう



●『大地 (二)』/パール・バック著/新居格、他訳/新潮文庫(3月17日読了)
☆☆☆☆☆ 大変良い


●『大学教授になる方法』/鷲田小彌太著/青弓社(3月30日読了)
☆☆☆ ふつう


●『人生問答 (下)』/松下幸之助、池田大作共著/聖教文庫(4月28日読了)
☆☆☆☆ 良い




●『カウンセリング概説』/馬場謙一、橘玲子共著/放送大学教材(4月30日読了)
☆☆☆☆ 良い


●『文明・西と東』/C・カレルギー、池田大作共著/聖教文庫(5月5日読了)
☆☆☆☆ 良い


●『これだけは知っておきたい 心の病とケア』/創価学会生命倫理研究会・東洋哲学研究所 共著/第三文明社(5月19日読了)
☆☆☆☆ 良い

 印象に残った部分の抜粋は、こちらをご覧ください。→「心の病とケア」から
 長文になりましたので、別ページとしました。ただし、さぶろく会員のパスワードを取得していない方は見れませんので、こちらから取得してください。→さぶろくメンバー登録


●『マネーチェンジャーズ』/アーサー・ヘイリー著、永井淳訳/新潮社/’76年6月10日発行(6月8日読了)
☆☆☆☆ 良い

 次は、本書の帯にある文章。

 世界的反響のベストセラー
 この小説は銀行を描いている! そして、ここに描かれた現実のなかに今日の銀行批判のすべての問題点がある。

 利潤追求に徹底すべきか、公共性をより考慮すべきか。アメリカ中西部最大の銀行FMA(ファースト・マーカンタイル・アメリカン)の次期頭取への思惑がからむ二人の副頭取の激しい経営方針の対立は、やがてFMAを想像もつかなかった事態へ追い込んでいく・・・・・。
 現代の銀行の持つ恐るべき機能、役員室の内側から末端機構にいたる銀行内部の実態を詳細に、興味深く、徹底的に描いた長編小説。


 解説を読むと、マネーチェンジャーズとは両替商の意味である。銀行のはじまりは十五、六世紀のイタリアとされているが、通貨そのものは古代エジプトやバビロニアにすでに存在した。
 アーサー・ヘイリーの小説を読むのは、『ストロング・メディスン』に続いて二作品目となった。この作家の作品は本当に面白い。取りあげている題材が非常に興味深いし、徹底した取材に裏打ちされている所も良い。
 巨大組織のトップの人物たち、末端でその組織に翻弄されながらも強く生きる人々、裏社会の人間たちと、様々な登場人物を配置し、大銀行が存続を危ぶまれ、あわや世界恐慌の再現かという危機にまで陥っていく。その中で、一人一人の真実、そして偽りが明らかになっていく。
 30年以上前に書かれた作品だが、古臭さはほとんど感じられない。この30年に起こった新しい金融の動きが捨象されている分だけ、却【かえ】って金融の本質を理解するには、格好の手引書ともなろう。


●『戸田城聖先生 質問会集』/戸田城聖著/創価学会/昭和38年8月2日初版(7月5日読了)
☆☆☆☆ 良い

 印象に残った部分の抜粋は、こちらをご覧ください。→「質問会集」から
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●『成功の心理学』/デニス・ウェイトリー著/加藤諦三訳/ダイヤモンド社(7月13日読了)
☆☆☆☆ 良い


●『ゲーム理論 のポイントがわかる本』/清水武治著/秀和システム(7月31日読了)
☆☆☆ ふつう


●『 私の仏教観』/池田大作著/第三文明社レグルス文庫(8月14日読了)
☆☆☆☆ 良い


●『お笑いの世界に学ぶ 教師の話術』/上條晴夫著/たんぽぽ出版(8月16日読了)
☆☆☆ ふつう


●『セールス・トーク入門』/笠巻勝利著/日経文庫/’90年2/2、1刷(8月28日読了)
☆☆☆ ふつう


●『池田大作の軌跡 T』/「池田大作の軌跡」編纂委員会著/潮出版社(8月28日読了)
☆☆☆☆ 良い


●『治せる精神科医との出会いかた』/中沢正夫著/朝日新聞社(10月6日読了)
☆☆☆☆ 良い

 以下は本書からの抜粋。

 (p.8)
 「健康な心」とは
 (中略)
 さて「健康な心」とは、です。すでに述べてきたように、「正常な心」とか「異常な心」とは無関係です。ましてや「あるべき心」「模範的な心」などではありません。
 中井久夫氏(元・神戸大学精神科教授)は、十数項目あげて、こういう能力、あるいは耐性をもっている人は(心が)健康である、あるいは精神衛生上のぞましいと言っています(「精神衛生上の基準について」『兵庫精神医療』6号)。
 そのいくつかを紹介しましょう。

 (a)矛盾した考えや感情が同居できること。
 私たちの心には「正直」「嘘つき」「克己」「なまけ心」「やさしさ」「残虐さ」「理性的」「感情的」など対立した情念や思考、矛盾した衝動がいっぱいつまっています。それを状況によって使い分けているのです。対立したものを同居させ、都合よく使い分けても、不安にもならず、混乱しない人は、じつは健康な人なのです。矛盾に悩んだり、片一方ばかり集めてしまう人は、不健康な心であり、病気になりやすいのです。
 (b)分裂する能力――そして分裂にある程度耐えうる能力。
 私たちの人格は本来、多重性をもっています。多重性を発達させるといったほうがいいかもしれません。それも超多重のほうがいい。その場に応じたいろいろな人格になりうることです。職場人格、家庭人格、対子供人格、対配偶者人格など、それぞれちがっていて当然、これがいつも同じ、ひとつだと精神衛生上悪いと氏は言っています。
 このことは、世を渡るための仮面(ペルソナ)と言いかえてもいい。仮面を多くもち、うまく使い分けられるのが健康なのです。こういうことが健全だといっているのです。望ましい規範かどうかを規定しているのではありません。カゲひなたのある人、外面(ソトヅラ)がいい人、八方美人などについて、世間の評価は低いのですが、じつはきわめて「健康な心」であると言っているのです。
 ことわっておきますが、ダニエル・キイスの『二十四人のビリー・ミリガン』に出てくるビリー・ミリガンのような解離性同一性障害(多重人格。一つの人格があらわれているときの言動を他の人格は知らない、覚えていない)を指しているのではありません。一つの人格のなかにある多重性のことをいっているのです。
 (c)両義性に耐える能力。
 どんなものにも、二つの意義・面があることに耐えられること。たとえば、自分にとって絶対的でやさしく清らかな母も、男(父)に抱かれる「女」であること、という現実に耐えられる能力です。
 (d)可逆的に退行できること。
 時、状態に応じて子供っぽくなれること。恋愛中の男女を考えてみればわかります。言うこともやることも、両者とも子供っぽくなれないと、とても恋愛になりません。時に、職場や家庭でも同じです。ただし、可逆的(すぐにもとにもどれる)であることが条件で、非可逆的であれば異常です。
 (e)問題を局地化する能力。
 自分の「心」「世界」のなかにおこった不安、おびえ、できごとを、なるべく部分で解決し心の片隅におしこめて、全体に波及させない能力です。この有効な手段として「問題を他人のせいにする」という手や「言語化する」(他人に話す、文字にする)手がよく使われます。
 このほかに中井氏は、
 「問題を未解決なまま保持できる能力」
 「いやなことをやれる能力――不愉快にある程度耐える能力」
 「一人でいられる能力」
 「秘密を保つ能力――嘘をつける能力」
 「意地にならずいいかげんなところで手を打てる能力」
 「いろんな角度から物をみる能力――相手の身になる能力」
 「現実処理能力を使いきらぬ能力」
 などいろいろあげていますが、「健康な心」の定義としては(a)〜(e)で十分でしょう。
 読者諸氏は少し安心したでしょうか。人間というものが「あるべき(こころの)姿」にいかに呪縛【じゅばく】されて悩む存在であるのかも、おわかりいただけたかと思います。


●『病気が治りやすい人、治りにくい人』/於保哲外著/素朴社(10月28日読了)
☆☆☆ ふつう


●『輝く女性の世紀へ』/池田大作、ヘイゼル・ヘンダーソン共著/主婦の友社(12月4日読了)
☆☆☆☆ 良い


●『愛と性の心理』/高山直子著/第三文明社レグルス文庫(12月20日読了)
☆☆☆☆ 良い



(本年21冊/通算381冊)



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