核兵器の開発競争激化の恐れ

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INF全廃条約が8月2日に失効した。アメリカのトランプ大統領はロシアが条約違反をしているとして、条約の破棄を表明。ロシアのプーチン大統領は、それはアメリカの新型ミサイル開発のための口実だと主張。お互いに譲らず、今回の条約の正式な失効となった。これにより、核兵器の開発競争の激化の恐れが出てきた。

私事であるが毎朝の配達時に、米国のニュース・ライブラジオを何年も聞いている。その中で頻繁に「Nuclear Deal」という言葉が聞こえてきた。「核の交渉」とか「核合意」などと訳す。核兵器を交渉事や取引の1つとしてしか捉えられないとしたら、何と傲慢で愚かなことだろうかと思う。もし核が一度でも使用されれば、罪なき民衆の幾十万の生命を奪い、国土を破壊し尽くす。その筆舌に尽くし難い、核兵器の悪魔性から、決して目を背けてはならないのである。

以下の資料は、核兵器の破壊力の凄まじさと悲惨さを示している。この核兵器を現在の世界は1万4525発も保有しているというのだ。ピーク時に比べると数自体の軍縮は、大きく進んだのは事実だ。しかし現在の核兵器は1発で、広島型原爆の100発分の破壊力を持つ程までに、改良が加えられている。もし全面核戦争が起これば、地球上の全生命を50回にわたって、繰り返し絶滅させることができるというから驚きを禁じ得ない。

科学技術は万能ではない。人間が管理・運用するものである以上、「ヒューマン・エラー」(人為的ミス)というのは常に起こり得る危険がある。もし仮に機械の誤作動や人間の操作ミス等で、誤って核兵器が発射され1つの都市を壊滅させるような事態が、全く無いという保証はないだろう。それにより報復の連鎖が起き、全面核戦争が勃発する可能性でさえゼロではないのだ。それは核兵器が存在する限り、つきまとう恐怖なのである。

INF全廃条約の失効自体が、直ちに核戦争につながる訳ではないが、核開発競争の激化は免れないだろう。核の数が増えれば、それだけリスクも増えるのは確かだ。トランプ大統領はロシアの他に、300発近い核兵器を持つ中国も参加する形で、新たな核軍縮の枠組みを模索する姿勢を示していることには期待したい。いくら経営に長け利益に聡【さと】いトランプ大統領といっても、死の商人(兵器を扱う企業)に巨利を与えて、国を富まそうとしているのではないか。全世界の民衆の生命と生活を危険に晒してまで、追求すべきことでは絶対にない。

核兵器は、人間の地獄界さらには「元品の無明」が生み出した、悪魔の産物である。しかし、人間生命に内在する仏界の叡智をもってすれば、必ず核兵器を必要としない平和な世界をつくることは可能である。その第一歩として、世界で唯一の被爆国の日本人として(被爆体験はありませんが)、こうした場を借りて、核兵器に隠された魔性を暴き出すことは意義が大きいと考える。末尾に平和研究の第一人者と池田先生との対談集を紹介する。

 

→【資料1】広島原爆投下

→【資料2】核戦争後の地球(1)

→【資料3】核戦争後の地球(2)

→【資料4】世界の核兵器の数(1)

→【資料5】世界の核兵器の数(2)

 

 

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