相手の幸福を祈る一念が折伏の秘訣

友人が信心するに当たって、仏法用語を並べ立てて教学がどうだ、先生がどう言っているだの、宗教の正邪がどうだ、といったことはハッキリ言って、最初は何の関係もないことだろう。それは自分が発心した時のことを思い浮かべても、ハッキリしている。中にはそういったことを理解したうえで、或いは完全に理解できなくても、一定レベルの説明や理解を伴ったうえで、入会に踏み切る人も居ることとは思う。

大部分の人は、相手への関心や思いはそっちのけで、これが正しいとまくしたてられても、壁を作られるのが落ちであろう。その人と本当に人間関係を築きたいのなら、最初は遊びオンリーでもよいと私は思う。何気ない人間的お付き合いや趣味等から、人間関係を築き上げるのは自然なことだと思う。ついつい自分も、折伏することが最高に相手のためになるのだからと、気ばかり焦って、信心を押し付ける対話に終始しがちなことが多い。

そこで大切なことは、「話し上手より聞き上手」と言われるように、相手の話しを聞くことである。口が一つなのに対して耳が二つあるのは、人間は聞くことが大切であることを表しているからだ、と聖教で読んだこともある。それがどれだけ正義であり偉大なことであろうとも、顔を合わせれば一方的に学会のことを話すのであれば、人間関係は築かれない。時には、関係を壊してしまい、疎遠になる場合もあるかもしれない。

友人にしてみれば、学会の教義がどうのこうのや、学会からの一方的な都合は、友人自身には全く関係ないことだ。では、対話において何が大事なのだろう。それは、その友人自身の悩みを知り、願いを知り、それらを解決し叶えるためには、学会の信心がいかに力を発揮するかを、確信をもって語ることだけである。「信心即生活」との指導にあるように、生活から遊離した正邪の論議は、何も役に立たないのであり、職業宗教家の道具に過ぎないのである。

お互いの心を開いた対話と、「この人の言うことなら聞ける」という信頼関係を築くことが大切になる。その意味では、相手に媚び、いつわり親しむような関係では、信頼は築けない。時には、腹の底から思うことをぶつけ、真剣に喧嘩することも必要であろう。そのためにも、会っていきなり本音をぶつけあうのは無理であるから、当り障りのない遊びや趣味などの、何気ない付き合いを重ねることが大切と思う。それが土台となって、深いぶつかり合いも可能になると思う。

広宣流布への深い使命感や、三代会長への報恩などは、早くから語ってもよいとは思うが、本当に実感として分かるのは、もっと後のことになるだろう。ここまで種々述べたが、最も大事なのは、「相手の幸福を祈る一念」だと思う。自分が折伏をやったと称賛されたいがために、友人を利用する一念であれば、どこかで相手にも通じることだし、本当の仏界の力用は出てこないと思う。

相手の幸福を祈る一念は、やみくもに御本尊に向かうだけでは持てないだろう。友人を思う行動の積み重ねあってこそ、その一念を持てるものであろう。しばらくその友人に会えてもいないで、相手の幸福を祈るといっても無理な話であろう。このことからも、まず会うこと、そして対話すること、時間を共に過ごすこと、がいかに大事なことかが分かる。改めて自分も、そこから始めていきたい。

 

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“相手の幸福を祈る一念が折伏の秘訣” への2件の返信

  1. レオさん、おはようございます(^^♪

    折伏は難事中の難事ですよね。
    私も今、叔母を折伏中ですが、幹部の方に
    『難しい教学のことを言ってもわからないよ。まずあなたが叔母さんの幸福を真剣に祈ることが大事だよ』と指導されました。
    叔母は、学会嫌いなのですが、新聞をとってくれています。
    焦らずに、これからも叔母の幸福を祈っていきたいと思います。

  2. ランさん、こんばんは。叔母さんへの折伏ご苦労様でございます。学会嫌いでもしっかり新聞購読してくれているのですか。正にランさんへの信頼が厚いのですね。

    自分も何人か友人に折伏を進めており、この数年も、同中や座談会に度々、参加させています。なかなか決定打が無く、時に焦りを感じるのも事実です。結局、自分の御本尊への確信が試されていると捉え直し、勇気と負けじ魂で進んで行きます。

    四悉檀と表裏の関係、仰ること了解です。ランさんのブログの特色は、やはり悪を責める破折精神が第一ですね。創価村が荒れてしまい、自分も密かに心を痛めていました。ですから、ランさんが引っ張ってくれることにより、大きく浄化への流れが出来てきたことには、深く感謝しています。

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