燃え尽き症候群の効用

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 「燃えたよ……まっ白に……燃えつきた……まっ白な灰に……」

アニメ・あしたのジョーのラストの言葉だ。一般には「燃え尽き症候群」とは異常な疲労感と、目的の喪失を指すと捉えられがちである。しかし燃え尽きには何の効用もないのであろうか。それを少し考察してみたい。

燃え尽きるまでやり切ったということは、1つのことに長期間、徹底して全力で打ち込んだという証であると言えないだろうか。できることを全てやり切り、一点の悔いもない心境とも言えよう。

さらに燃え尽きとは、その仕事や事業、学業などの、ある意味で「卒業の時」とも言える。もうそのことに拘泥【こうでい】したり翻弄【ほんろう】されることもない。一定の距離を置いた自由な立ち位置から見つめ直すこともできる。必要に応じて新しいことのために、経験を使いこなしていくこともできる。

燃え尽きたというサインの最後の利点は、行動の再出発を可能とすることである。燃え尽きたということに悲しみ、落胆してはいけない。燃え尽きは今まで打ち込んで来た仕事の修了という1つの節目である。と同時に、新たな物事を始める再スタートの時なのである。

燃え尽きたと言っていつまでも落胆せずに頭を上げよう。  燃え尽きはゴールでは決してないのだ。あなたの目の前には、わくわくするような新たな冒険への扉が開いたのだ。ひとまず自分に、とびっきりのご褒美をあげよう。充分な心身への休養を取り、英気を養ったならば、また未知の航路に出発しよう。

レオ
(私が3年前に書いた文章です)

 
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